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2017.10.02

事例

トレカットの新しい用途

トレカットは適度な硬さのあるフィルム基材の研磨材で、裏面に粘着剤が付いており、専用アタッチメントにつけて使用することができる従来にない新研磨材です。
本来、自動車補修工程において、塗装の際生じるゴミ・ブツの除去作業用に使用するために開発された製品です。トレカットができる以前のゴミ・ブツの除去方法は耐水ペーパーや砥石を使って水研ぎ(砥石の場合、まれにコンパウンドをつけるケースもある)で行っていました。
しかし、湿式の研磨では、研磨のたびに水分をふき取らないと研磨状態がわからないという欠点があります。トレカットは空研ぎで研磨できるので、ゴミ・ブツの取れ具合を目視しながら研磨することが可能になりました。
また、砥石による研磨では逆R面に付いたゴミ・ブツの除去が難しいことなどの問題が指摘されていました。トレカットは平面、R面、逆R面に対応したアタッチメントに貼り付けることによって、ありとあらゆる箇所のゴミ・ブツ除去に対応できることから大幅に作業性をアップさせることができるようになりました。
粗さはK-800(800番相当)K-1200(1200番相当)K-1500(1500番相当)K-2000(2000番相当)K-2500(2500番相当)K-3000(3000番相当)の6種類が用意されており、大小のゴミ・ブツから塗料のたまり、たれの除去もできるようになっています。サイズも専用アタッチメントのサイズに合わせて70×114mmシートサイズ、シートを8分の1に切れ目をいれた8面カット、4分の1に切れ目を入れた4面カット(K-800とK-1200のみ)があり、ハサミでカットする必要がありません。
また、従来のサンドペーパーと違った特殊な製法で砥粒をつけていますので、深いスクラッチ傷が入らず、非常に均一な仕上りとなることも大きな特長です。
近年上記特長を活かして、自動車塗装工程以外にも、樹脂製品の不具合部の補修研磨、釣竿、ヘルメット、プラモデル塗装部の研磨等でも使用されています。使用方法も専用アタッチメントに使って研磨する以外に、フィルム基材の適度な弾力を利用し軽くまげてR部先端を使ってのピンポイント研磨や、折って細いスジ部の研磨にも使用できるなど、用途や被研磨物にあわせて工夫して研磨できるのも魅力の1つとなっています。

 

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