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2017.10.02

事例

異形シャフトの研磨ができるテープ研磨装置

近年、あらゆる材質のシャフトの精密研磨にテープ研磨方式が定着してきました。新しい研磨面を次々と送りだしていくテープ研磨方式は、目詰まりの問題やドレッシングの必要性がない為安定した面祖度の仕上がりが得られるメリットがあります。弊社でもテープ研磨装置KFDシリーズの売上が年々増えてきている状況です。
しかし、問題が無いわけではありません。これまでのテープ研磨装置では、同一直径の円筒状のシャフトやロールの研磨には効果を発揮してきましたが、シャフトの中には、途中で直径が変わる異形シャフトがあります。異形シャフトは直径が変わる部分にテーパーがついているケースや、R・逆Rになっているものも少なくありません。それらの部分の研磨は従来のテープ研磨装置では研磨は不可能でした。また、ボールネジシャフトの溝部の研磨も手研磨でしかできない分野でした。
そこで、弊社では、直径が変わっても同じ圧力で研磨でき、テープヘッドを自動で交換することによってテーパー部、R・逆R部の研磨ができる装置を開発致しました。また、ボールネジ溝部の研磨も、弊社のボールネジ専用研磨装置を使用することによって面粗度とうねりの大幅な改善を実現いたしました。
弊社は研磨材と研磨装置の両方を製造しておりますので、さまざまな研磨の課題において研磨材と研磨装置の両面から提案できることを強みとしております。研磨の課題が生じた場合は、お気軽にお問い合わせいただければと思います。

研磨加工例1:ボールネジリード内研磨

 

研磨加工例2:異形シャフト研磨

 

研磨加工例3:複数の幅違いの溝部研磨

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